東京の某大学に通う大学生の、日々思ったことのメモ帳でした。更新停止中。
since 2007.4.19
おやくそく
このページに書かれていることを試した結果いかなる不具合が発生したとしても、PINGU♂は一切責任を負いません。あらかじめご了承ください。m(__)m
特に、レジストリ操作など下手をすれば簡単にシステムを壊してしまうようなことも
平気で書くと思うので、よくわからないと思ったことに手を出すのは控えてください。
基本的には自分で実際に試したことしか載せないので最悪の事態はそうないと思いますが、念のため。
またもし、これってまずいんじゃね?ということを言っていたらご一報いただけるとありがたいです。
…被害者を増やさないためにw
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第5回追記に伴い移動しました。
【最終回】技術者のあり方を考える
最後は少しだけ鬱な話。ゲーム機はどんどん高性能化していますが、果たしてユーザーはそこまでのものを求めているのかどうか、ということです。
20年前、そして10年前と比べると、明らかに画質や処理性能は上がり、映画並みの美しさを表現出来るようになりました。
それにしても、これ以上の性能が必要なのか、疑問になります。いや、もちろん必要なのですが(確か電車でGO!は、「現在のハードではこれ以上のものを作れない」みたいなことを言ってシリーズをいったん終了した覚えがあります)、どうもユーザーやソフトメーカーが置いてかれている気がするのです。もちろんハードの上にソフトが立つ以上これは当然のことですが、先走った上に息切れしかかっている今の状況を見てしまうとどうしても首をかしげざるにいられないのです。
実はPS3の実際の絵はこの目で見たことがないのですが、きっとものすごく美しいのでしょう(自分の表現力のなさに絶望w)。さっき言った映画並みの美しさ、というのもPS2等の話。最新のゲームはこんなにきれいなんだーと感心すると同時に、これ以上綺麗になってももうわからないなと思ったのが数年前です。そもそも自分の周りには大型テレビがないのでorz
そして、このような傾向はゲーム機に限りません。特に最近思うのは、(ハードとソフトの立場が逆ですが)地デジとパソコンについてです。
2011年には、アナログ放送が終了し全てデジタルに移行するそうです。確かにアナログ放送に比べてデジタル放送は、小さいテレビでもはっきりわかるくらい画質が改善するし、使用する周波数帯域も小さくて済むし、メリットは大きいです。私の寮ではまだアンテナが対応していないので地デジが見られないのですが、アンテナが交換されたら早速チューナーを買おうと思っています。
しかし、完全に移行しないと意味がないのはよくわかりますが、全ての人がそれを望んでいるのかと思うと微妙に思うのです。テレビなんて見られればそれでいいという人が、私の周りにも何人もいます。それなのに地デジ対応のテレビは5万円以上する液晶テレビばかり。そのくせ地デジチューナーなんて都心の大型家電量販店ですら見かけることができません。しかも高いし。
パソコンについても同様です。先日友達に、Windows Vistaに変えると何が良いのか、と聞かれましたが、最新のハードウェアに対応したりセキュリティが向上したり、新しいサービスに対応するといった一般的なことしか応えられませんでした。仕方ないのでAeroのフリップ3Dを見せるのですが(笑)、ふーんという反応しか返ってきません。そもそもVistaを快適に動かすには最新のハードウェアが必要で、Vistaのために新しいハードウェアを買うという本末転倒な事態が発生するのだからどうしようもありません。
将来エンジニアになりたい自分がこんな事を書くのもどうかと思うのですが、技術を追い求めるあまりユーザーを無理矢理引きずるのは正しいのだろうか、と思うことがあります。もちろん技術者が消費者を引っ張るという構図は多分間違っていません(本当はユーザーが押してくれるくらいが良いのかもしれないですが)。現状に満足するとそこで終わってしまうというのもわかるので、技術者は常に前を向いている必要があるというのもわかるのですが、たまには後ろを振り返るのも大切なのではないでしょうか。技術者というのは、(自分を含めて)こうだったらいいなというのを実現させる人だと思います。本当に自分が、あるいは他人が望むものを作っているのか。そんなことを時々自分に問うことのできる、そんなエンジニアになりたいものです。
【最終回】技術者のあり方を考える
最後は少しだけ鬱な話。ゲーム機はどんどん高性能化していますが、果たしてユーザーはそこまでのものを求めているのかどうか、ということです。
20年前、そして10年前と比べると、明らかに画質や処理性能は上がり、映画並みの美しさを表現出来るようになりました。
それにしても、これ以上の性能が必要なのか、疑問になります。いや、もちろん必要なのですが(確か電車でGO!は、「現在のハードではこれ以上のものを作れない」みたいなことを言ってシリーズをいったん終了した覚えがあります)、どうもユーザーやソフトメーカーが置いてかれている気がするのです。もちろんハードの上にソフトが立つ以上これは当然のことですが、先走った上に息切れしかかっている今の状況を見てしまうとどうしても首をかしげざるにいられないのです。
実はPS3の実際の絵はこの目で見たことがないのですが、きっとものすごく美しいのでしょう(自分の表現力のなさに絶望w)。さっき言った映画並みの美しさ、というのもPS2等の話。最新のゲームはこんなにきれいなんだーと感心すると同時に、これ以上綺麗になってももうわからないなと思ったのが数年前です。そもそも自分の周りには大型テレビがないのでorz
そして、このような傾向はゲーム機に限りません。特に最近思うのは、(ハードとソフトの立場が逆ですが)地デジとパソコンについてです。
2011年には、アナログ放送が終了し全てデジタルに移行するそうです。確かにアナログ放送に比べてデジタル放送は、小さいテレビでもはっきりわかるくらい画質が改善するし、使用する周波数帯域も小さくて済むし、メリットは大きいです。私の寮ではまだアンテナが対応していないので地デジが見られないのですが、アンテナが交換されたら早速チューナーを買おうと思っています。
しかし、完全に移行しないと意味がないのはよくわかりますが、全ての人がそれを望んでいるのかと思うと微妙に思うのです。テレビなんて見られればそれでいいという人が、私の周りにも何人もいます。それなのに地デジ対応のテレビは5万円以上する液晶テレビばかり。そのくせ地デジチューナーなんて都心の大型家電量販店ですら見かけることができません。しかも高いし。
パソコンについても同様です。先日友達に、Windows Vistaに変えると何が良いのか、と聞かれましたが、最新のハードウェアに対応したりセキュリティが向上したり、新しいサービスに対応するといった一般的なことしか応えられませんでした。仕方ないのでAeroのフリップ3Dを見せるのですが(笑)、ふーんという反応しか返ってきません。そもそもVistaを快適に動かすには最新のハードウェアが必要で、Vistaのために新しいハードウェアを買うという本末転倒な事態が発生するのだからどうしようもありません。
将来エンジニアになりたい自分がこんな事を書くのもどうかと思うのですが、技術を追い求めるあまりユーザーを無理矢理引きずるのは正しいのだろうか、と思うことがあります。もちろん技術者が消費者を引っ張るという構図は多分間違っていません(本当はユーザーが押してくれるくらいが良いのかもしれないですが)。現状に満足するとそこで終わってしまうというのもわかるので、技術者は常に前を向いている必要があるというのもわかるのですが、たまには後ろを振り返るのも大切なのではないでしょうか。技術者というのは、(自分を含めて)こうだったらいいなというのを実現させる人だと思います。本当に自分が、あるいは他人が望むものを作っているのか。そんなことを時々自分に問うことのできる、そんなエンジニアになりたいものです。
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追記しました。
【第5回】オープンなゲームハードを作る
ニコニコ動画などの動画共有サイトが大人気です。これらが発達した理由としては、もちろん著作権を侵害した違法なアップロードが原因でもありますが、ここで見逃してはならないのはいわゆるMADの存在です。
【第5回】オープンなゲームハードを作る
ニコニコ動画などの動画共有サイトが大人気です。これらが発達した理由としては、もちろん著作権を侵害した違法なアップロードが原因でもありますが、ここで見逃してはならないのはいわゆるMADの存在です。
元画像などに著作権の問題があるものも多数あることは別にして、その内容はかなりレベルの高いものが多いです。中には「エアーマンが倒せない」のように大勢の人の力が合わさって非常にハイレベルな作品を作り上げた例もあります。このように、個人レベルでも企業顔負けのコンテンツを作り上げることは可能なのです。
そこで次世代機では、エンドユーザーレベルでソフトが開発出来るツールを公開し、それと同時にネット上にそれを共有するコミュニティを作るのはどうか、と思うのです。もちろん既存のソフトのコピーコントロールなどを考えて一線を画する必要はありますが、個人・同人ソフト開発自体は認めても良いのではないでしょうか。せっかくの高性能なハードを使って開発をしてみたいと思っている人は結構いると思います。またコンピューター業界を筆頭に、世界全体でオープンソースの動きが広まっています。
コミックマーケットに代表されるように、アニメやPCゲーム産業の隆盛に大きく貢献しているもののひとつとして同人活動があげられるでしょう。著作権侵害のリスクがあるにもかかわらず比較的広くこのような活動を容認しているこの業界の方々には頭が下がる思いです。ある意味ユーザーを信頼しているというこのような姿勢がメーカーとの壁を低くして、ユーザーに愛されているのだと思います。ゲームハードメーカーも、これに倣ってみると良いのではないでしょうか。ユーザーって、きっと案外使えますよ?
【第4回】分散コンピューティング技術導入の提案
PS3は、あまりに性能を求めすぎたがために価格が抑えられず、このようなスタートとなってしまいました。ゲームに特化しているとはいえ、パソコンよりも高度な技術を満載しているわけですから当然といえば当然です。
PS3は、あまりに性能を求めすぎたがために価格が抑えられず、このようなスタートとなってしまいました。ゲームに特化しているとはいえ、パソコンよりも高度な技術を満載しているわけですから当然といえば当然です。
最近ふと思ったのが、次世代ゲーム機に分散コンピューティングの技術を使ってみたらどうか、ということです。
分散コンピューティングとは、ある処理を複数のコンピュータに分散してやらせることでスループットを向上させる技術です。もっとも有名なのはGoogleがこの技術を使って安価にあの規模と性能の検索サービスを実現していることです。
デメリットは、他人に自分のデータを送らなくてはならないこと。自分のパソコンで処理するデータを他人に送るのは、セキュリティの面からどうしても抵抗があります。そんなわけからかはわかりませんが、現在私たちができることは大学などが中心になって行う、タンパク質解析などの学術研究に参加できるプロジェクトくらいです。
ゲーム機がこの技術を使えば、パソコンよりもクラックされにくそうだし、そもそも扱うデータがさほど重要なものではないのでセキュリティの問題はクリア出来ます。大勢の人に売ることを念頭に置かれたものなので参加者不足の心配もなさそうです。
幸いWiiやPS3、XBOX360の登場で、ゲーム機をネット回線に接続することや、コンセントに挿しっぱなしにしておく(常にスタンバイ状態にしておく)事も一般的になりつつあります。ブロードバンド回線による常時接続も一般的になったので、インフラは十分に整いつつあると言えるでしょう。
問題は、ゲームで扱うデータは一般的にリアルタイム性を要求されるものが多そうなので分散コンピューティング技術が役に立つのか、ということです。その辺の技術的な面は全くわからないので(情工なのに!)何とも言えません。
いずれにせよ、インフラや利用目的を考えるとゲーム機に分散コンピューティングの技術を適用するのは結構あっているんじゃないかと思います。次世代ゲーム機には何らかの方法でこの技術を応用させると、コスト削減になるのではないでしょうか。
【第3回】実用系娯楽の台頭とゲームの高度化
今日は脳トレに代表される「実用系娯楽の台頭」について。多分昔からこの種のものもいくらかあったとは思うのですが、それがタッチパネル搭載のDSとマッチングして大ブレイクした感じです。おかげでハード自体も幅広い年齢層に売ることに成功し、様々な「実用系娯楽ソフト」が世に出回るようになりました。
今日は脳トレに代表される「実用系娯楽の台頭」について。多分昔からこの種のものもいくらかあったとは思うのですが、それがタッチパネル搭載のDSとマッチングして大ブレイクした感じです。おかげでハード自体も幅広い年齢層に売ることに成功し、様々な「実用系娯楽ソフト」が世に出回るようになりました。
しかしこれは、本当の意味でのゲームとは言い難いと思うのです。あくまで「実用系娯楽」であり、ゲームとは別物。そのような市場をニッチから表に出してくることは全く問題ないですが、それに付随してゲームの市場が衰退するのではないか、と心配してしまうのです。
ただでさえゲーム市場の衰退がいわれる中で、「実用系娯楽」にメーカーが逃げることは経営的に息を続かせることはできても、長期的な、根本的な解決には決してならないと思います。
学ぶところは、やはりゲームの高度化に対する見直しだと思います。比較的シンプルで、おもしろく、何度も遊べるゲームというのがやはり一番だと思うのです。もちろんゲーマー向けに今のような高度なゲームはあって良いのですが、どうもそれが大半を占めており、バランスを欠いている気がしてならないのです。
例えば私は格闘ゲームが全くできないし、好きではないのですがたったひとつ好きな格闘ゲームがあります(格闘ゲームと書くと怒られそうですが^^;)。大乱闘スマッシュブラザーズ(以降スマブラ)です。
スマブラは64とゲームキューブででている、非常に簡単に楽しめる格闘ゲームで、今の大学生以下の人ならかなり多くの人が知っているゲームです。ゲームキューブ版になってやや操作が煩雑になった印象がありますが、64のスマブラは当時小学生だった私の周りでも非常にはやりました。別にゲーマーというわけでもない女子も混じっていたくらいですから、どれだけ受け入れられていたかがわかると思います。
ゲームキューブ版のスマブラはオートハンデ機能(正式名称は知らん)がついていて、よほど腕に差がない限りはうまく実力差が吸収されてかなり楽しめます。なんだかんだで格闘ゲームなので(本当かな^^;)、やり込み要素があり、初心者から上級者まで幅広く楽しめるゲームだと思います。
他の例としてはマリオカートのようなものもあげられるでしょう。レースゲームなので当然やり込み要素があるし、初心者にとってもアイテムで逆転出来るなど、ゲームバランスが比較的とれているからです。
そのような初心者も上級者と同様に(同時に、とは限らない)楽しめるゲームが、もう少し増えたらなあと思うのです。それは新規にユーザーを獲得するという観点で消して間違ってはいないと思います。
なんというか、中途半端なのです。現在は、初心者ユーザーのことを考えて前半にチュートリアルなどを入れたりするなどして、上級ユーザーから不満を受けている。それでいて別にゲームの難しさがそこまで変わったわけでないので結局初心者を釣ることはできない、といった感じで。そういった意味だと、初心者と上級者である程度の棲み分けが必要なのかもしれません。
【第2回】Wiiの新しいインターフェースから感じること
まず新しいインターフェースについて。今までにない全く新しい形のゲームの提供が可能になり、Wiiの開発コード「レボリューション」にふさわしいものとなりました。もはやこの種のゲームは任天堂の独占と言ってもいいかもしれません。例えばマイクロソフトがスティックリモコンインターフェースのゲーム機を出しても二番煎じとなるだけで、見向きもされないでしょう。
…そしてそれは任天堂自身についても同じ事なのです。Wiiのスティックリモコンを使ったゲームはおそらくまだまだ多くの可能性を秘めており、その点での発展性は全く問題ないでしょう。ところが、次世代ゲーム機にまたスティックリモコンを使う事ができるでしょうか。どんなに性能がよくてもやはり二番煎じの感がぬぐい去れない気がします。(一方でタッチパネルは比較的汎用的な感じがするので、他社を含めて次世代以降の標準となる気もします)
無論この経験を生かして、あるいは全く新しいコンセプトのものを作ればいいのです。しかしそれはもはやアイデア勝負になってしまうので、たいしたものができなかったり、おおごけしたりするリスクも大きいのです。
そういう意味ではPS3はオーソドックスなゲームであるので、安定していると思われます。立ち上がりは遅くとも確実に伸びていくと思います。一方で任天堂は、Wiiを何処まで伸ばすことができるか考えるとともに、常に新しいコンセプトを暖めていかなければならないと思います。